関市のハザードマップで自宅が危険区域に入っていたら?確認方法と避難の考え方
2026.07.14
「関市のハザードマップを見てみたけれど、色の意味がよく分からない」「自宅が浸水想定区域や土砂災害警戒区域に入っていたら、どこへ避難すればよいのだろう」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ハザードマップは、災害が起きる場所を断定する地図ではありません。自宅や勤務先、学校、通勤・通学路などに、どのような災害リスクが想定されているかを確認し、避難先や避難するタイミングを事前に考えるための資料です。
この記事では、関市のハザードマップで確認できる災害リスクや、自宅が危険区域に入っていた場合の見方、避難に生かすポイントを分かりやすく解説します。万が一の際に落ち着いて行動できるよう、ご家族や地域の皆様と確認するきっかけにしていただければと思います。
関市のハザードマップを見ても、どうすればよいか分からない方へ

自宅に色がついていたら、すぐに危険という意味?
ハザードマップで自宅の場所に色がついていると、不安に感じる方もいらっしゃると思います。
色がついている区域は、一定の条件で洪水や土砂災害などが発生した場合に、被害が想定される範囲を示しています。「必ず災害が起きる」という意味ではありませんが、その地域にどのような危険が考えられるかを知る重要な手がかりです。
まず確認したいのは、色がついているかどうかだけではありません。洪水、雨水出水、土砂災害、地震、ため池など、どの災害に関する地図なのか、浸水する深さや水が到達するまでの時間はどの程度かを確認することが大切です。
ハザードマップは「避難行動を事前に考えるための地図」
ハザードマップを見る目的は、危険を知って不安になることではなく、「自分や家族は、どのタイミングで、どこへ避難するか」を考えることです。
災害が迫ってから避難先を探したり、家族と連絡を取ろうとしたりすると、落ち着いて判断することが難しくなります。平常時に自宅周辺のリスクを確認し、避難先や経路を話し合っておくことが、万が一の際の行動につながります。
関市のハザードマップで確認できる災害リスク

関市公式サイトでは、洪水、雨水出水、土砂災害、地震による揺れや液状化、ため池の決壊などに関する地図が公開されています。
出典:関市公式サイト「ハザードマップ」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/category/11-4-0-0-0-0-0-0-0-0.html
洪水・雨水出水による浸水リスク
関市の洪水ハザードマップには、河川が大雨であふれたり、堤防が決壊したりした場合に予測される浸水範囲や浸水の深さ、避難場所などが掲載されています。
また、河川から水があふれる洪水だけでなく、短時間の強い雨などによって排水が追いつかず、市街地や道路に水がたまる「雨水出水・内水氾濫」にも注意が必要です。川から離れているから安全とは限らないため、複数の地図をあわせて確認することが大切です。
出典:関市公式サイト「洪水ハザードマップ」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/0000014177.html
土砂災害の警戒区域
山や斜面に近い地域では、がけ崩れや土石流などの危険も確認しておく必要があります。
土砂災害警戒区域は、土砂災害が発生した場合に、危険のおそれがある区域です。さらに危険性が高い範囲は、土砂災害特別警戒区域として示されています。
自宅だけでなく、避難経路が斜面や川沿いを通っていないかも確認しておきましょう。
出典:関市公式サイト「土砂災害ハザードマップ」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/0000006497.html
地震による揺れ・液状化とため池のリスク
関市では、地震による揺れやすさや液状化の可能性を示したハザードマップも公開されています。液状化マップは、想定される地震の規模や震源からの距離などをもとに、液状化の可能性を区域ごとに示したものです。ただし、地震の起こり方によって、実際の発生場所が異なる可能性があります。
出典:関市公式サイト「揺れやすさ・液状化ハザードマップ」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/0000015954.html
ため池浸水想定区域図では、大地震や豪雨によってため池が決壊した場合に、水が到達すると想定される範囲や到達時間を確認できます。ため池の近くにお住まいの方は、洪水や土砂災害の地図とあわせて確認しておくことが大切です。
出典:関市公式サイト「ため池浸水想定区域について」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/0000011288.html
関市のハザードマップで自宅や地域を確認する方法

自宅・勤務先・学校と避難経路を確認する
まずは、ハザードマップ上で自宅の場所を探します。そのうえで、勤務先、子どもたちが通う学校や園、高齢者の方々が利用する施設など、家族が日常的に過ごす場所も確認しましょう。
自宅に危険がなくても、避難所までの道や通勤・通学路が浸水想定区域、土砂災害警戒区域に入っている場合があります。
実際に避難することを想像しながら、次の点を確認してみてください。
・どの災害が想定されているか
・浸水の深さはどの程度か
・近くに斜面や河川、ため池があるか
・避難先まで安全に移動できるか
・通れない場合の別の経路があるか
関市と岐阜県の地図を組み合わせる
岐阜県では、県が管理する河川について、洪水が発生した場合に浸水が想定される区域や浸水の深さなどを公表しています。関市のハザードマップと岐阜県の情報を組み合わせることで、地域の水害リスクをより広く確認できます。
出典:岐阜県公式サイト「洪水浸水想定区域図・水害危険情報図一覧」
https://www.pref.gifu.lg.jp/page/20630.html
なお、地図や区域は新しい情報に基づいて更新される場合があります。手元にある古い印刷物だけで判断せず、関市や岐阜県の最新の公式情報も確認してください。
※公開前に、関市公式サイトまたは担当課の最新情報をご確認ください。
自宅が危険区域に入っていた場合の避難の考え方

災害の種類によって安全な場所は異なる
洪水の場合は、浸水が想定される区域の外へ移動することや、状況によっては建物の上階へ移ることが考えられます。一方、土砂災害の場合は、斜面や崖から離れることが重要です。
同じ避難場所でも、すべての災害に対応しているとは限りません。「近いから」という理由だけで決めず、どの災害に対応した場所なのかを確認しておく必要があります。
また、夜間や大雨の中での移動は、かえって危険になることがあります。天候や周囲の状況を見ながら、危険が高まる前に行動することが大切です。
避難所へ行くことだけが避難ではない
関市公式サイトでは、避難所へ移動する以外にも、安全が確認できる場合の在宅避難、親戚や知人宅、宿泊施設などへの避難が示されています。避難所への移動だけが避難ではありません。
自宅が浸水や土砂災害の危険区域に入っている場合や、自宅にとどまることが危険な場合は、早めに安全な場所へ移動する必要があります。
一方で、自宅が安全な場所にあり、移動の方が危険な状況では、自宅の上階や崖から離れた部屋に移ることが適切な場合もあります。家族構成や住まいの状況に応じて、複数の避難方法を考えておきましょう。
出典:関市公式サイト「避難行動を考えよう~命を守るため 早めの行動を~」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/0000017327.html
関市で避難するときは警戒レベル3・4を確認する

関市では、防災行政無線や関市あんしんメールなどを通じて避難情報が発信されます。
警戒レベル3の「高齢者等避難」では、高齢者の方々や障がいのある方、乳幼児と一緒の方など、避難に時間がかかる方は危険な場所から避難を始めます。警戒レベル4の「避難指示」では、危険な場所にいる方は全員が安全な場所へ避難することが基本です。
警戒レベル5は、すでに災害が発生または切迫している状況です。警戒レベル5を待つのではなく、警戒レベル4までに安全を確保することが重要です。
出典:関市公式サイト「避難に役立つ情報~命を守るため 早めの行動を~」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/0000017605.html
出典:内閣府「避難情報に関するガイドライン」
https://www.bousai.go.jp/oukyu/hinanjouhou/r3_hinanjouhou_guideline/
災害時に開設される避難所は、状況によって異なります。日頃から避難場所を確認するとともに、実際に開設されている避難所は、災害時の関市公式情報で確認してください。
家族や地域で決めておきたい避難のルール
災害が起きる時間帯によって、家族が同じ場所にいるとは限りません。自宅、職場、学校など、それぞれの場所で災害が起きた場合の行動を話し合っておきましょう。
避難先についても、一か所だけではなく、災害の種類や道路状況に応じた複数の候補を決めておくと安心です。家族の連絡方法、集合場所、遠方の親戚などを連絡先にする方法も共有しておきましょう。
スマートフォンが使えなくなる場合に備えて、避難先や家族の連絡先を書いた紙を非常持ち出し品と一緒に保管しておくことも大切です。
また、自治会や自主防災会などで地域のハザードマップを確認することで、一人では気づきにくい危険な場所や避難経路を共有できます。高齢者の方々や支援を必要とする方の避難についても、日頃から地域で考えることが、災害時の安心につながります。
関市民の皆様が迷わず避難できる情報発信を
ハザードマップは、公開するだけで役割を果たすものではありません。色や記号の意味、避難場所の選び方、災害時に確認する情報などが、関市民の皆様に分かりやすく伝わることが重要です。
関市では、避難情報や避難所の開設などを知らせる「関市あんしんメール」が運用されており、メールやLINEで情報を受け取ることができます。平常時に登録しておくことで、災害時の情報収集に役立ちます。
出典:関市公式サイト「関市あんしんメール」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/0000000237.html
市議会議員としても、「情報は公開されているか」だけでなく、「必要な方に届いているか」「実際の避難行動につながる内容になっているか」という視点が大切だと考えています。
河川や土砂災害への対策は、関市だけで完結するものではありません。河川を管理する岐阜県や国などと情報を共有し、地域の実情に合った防災対策につなげていく必要があります。
関市で聞こえる一つひとつの声を受け止めながら、避難場所や情報発信の分かりにくさなど、暮らしの中で感じる防災上の課題を市政につなげていきます。
まとめ
関市のハザードマップは、自宅や地域にどのような災害リスクがあるかを知り、避難行動を事前に考えるための地図です。
自宅に色がついているかどうかだけではなく、災害の種類、浸水の深さ、避難先までの経路なども確認しておきましょう。また、避難所へ移動することだけを避難と考えず、自宅の状況や災害の種類に応じて、複数の避難方法を準備しておくことが大切です。
災害時にハザードマップを初めて見るのではなく、平常時に家族や地域の皆様と確認しておくことが、万が一の際の落ち着いた行動につながります。
制度や仕組みを分かりやすく伝えることも、議員の大切な役割です。関市民の皆様が迷わず安全を確保できる地域を目指し、身近な防災上の課題や皆様の声を、これからの市政や地域づくりにつなげていきます。
参考・出典
・関市公式サイト「ハザードマップ」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/category/11-4-0-0-0-0-0-0-0-0.html
・関市公式サイト「洪水ハザードマップ」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/0000014177.html
・関市公式サイト「土砂災害ハザードマップ」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/0000006497.html
・関市公式サイト「揺れやすさ・液状化ハザードマップ」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/0000015954.html
・関市公式サイト「ため池浸水想定区域について」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/0000011288.html
・関市公式サイト「避難行動を考えよう~命を守るため 早めの行動を~」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/0000017327.html
・関市公式サイト「避難に役立つ情報~命を守るため 早めの行動を~」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/0000017605.html
・関市公式サイト「関市あんしんメール」
https://www.city.seki.lg.jp/bousai/0000000237.html
・岐阜県公式サイト「洪水浸水想定区域図・水害危険情報図一覧」
https://www.pref.gifu.lg.jp/page/20630.html
・内閣府「避難情報に関するガイドライン」
https://www.bousai.go.jp/oukyu/hinanjouhou/r3_hinanjouhou_guideline/
※ハザードマップ、避難場所、避難情報の内容は更新される場合があります。関市公式サイトまたは担当課の最新情報をご確認ください。