市議会議員は何をする?市民の声を市政につなぐ役割を関市議会議員が解説
2026.08.30
「市議会議員って、普段は具体的に何をしているの?」「議会がない日は何をしている?」「市長や市役所とは、どんな違いがあるの?」
市議会議員という言葉は知っていても、その仕事内容や役割まではよく分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
市議会議員の仕事は、本会議で質問をすることだけではありません。市民の皆様から寄せられる声を受け止め、地域の課題を調べ、予算や条例、市の取り組みを確認しながら、市政への質問や提案につなげていくことも大切な役割です。
この記事では、「市議会議員は何をするのか」を、関市議会の仕組みに沿ってできるだけ分かりやすくご紹介します。後半では、私・岩出和也が実際にどのような活動をしているのかについてもお伝えします。
市議会議員は何をする?まず知ってほしい3つの役割

「市議会議員は何をする人なのか」を大きく分けると、
①市政をチェックする
②市民の皆様の声を市政につなげる
③市政や議会について分かりやすく伝える
という3つの役割があります。
関市議会基本条例でも、議会には市政の監視・評価や政策立案・政策提言を行うこと、議員には市民の多様な意見を把握し、市政の課題などを分かりやすく説明することが定められています。
出典:関市公式サイト「関市議会基本条例」 関市議会基本条例を確認する
①予算や条例を審議し、市政をチェックする
市が行う事業には、多くの場合、予算や条例などが関係しています。
関市議会では、条例の制定・改正・廃止、予算、決算、一定の契約など、市民の皆様の暮らしに関わる重要な事項を審議します。
議員は、提出された内容をそのまま受け入れるのではなく、「この事業は本当に必要なのか」「予算の使い方は適切か」「市民の皆様の暮らしにどのような影響があるのか」といった視点から確認していきます。
出典:関市公式サイト「市議会の権限」 市議会の権限を確認する
②市民の皆様の声を受け止め、市政の課題として質問・提案する
市民の皆様からいただく相談には、道路、子育て、福祉、公共交通、農業、地域活動など、さまざまな内容があります。
一人の方から寄せられた困りごとでも、調べてみると同じような課題を感じている方が多かったり、市の制度や仕組みに関係する課題が見えてきたりすることがあります。
そうした声について調査し、必要に応じて行政へ確認したり、一般質問などを通じて市政の課題として取り上げたりすることも、市議会議員の大切な仕事です。
③市政や議会で話し合われていることを分かりやすく伝える
市の制度や予算、議会での議論には、難しい言葉も多くあります。
だからこそ、「議会で何が話し合われているのか」「市の制度が暮らしにどう関係するのか」を市民の皆様へ分かりやすく伝えることも重要だと考えています。
関市議会基本条例にも、議員が議会活動や市政の課題について市民に分かりやすく説明することが示されています。
出典:関市公式サイト「関市議会基本条例」 関市議会基本条例を確認する
市長と市議会議員は何が違う?市政を支えるそれぞれの役割

市長は行政を実際に動かす「執行機関」
市長と市議会議員は、どちらも市民の皆様による選挙で選ばれますが、役割は異なります。
市長をはじめとする行政側は、予算を編成したり、市の事業や行政サービスを実際に執行したりする立場です。
一方、市議会は、市政に関する重要事項を審議・決定し、市政運営が適正に行われているかを確認する役割を担います。
市長と議会がそれぞれの立場から市政を担う「二元代表制」
地方自治では、市長と議員の双方を住民が直接選挙で選ぶ「二元代表制」がとられています。
関市議会基本条例では、議会は市長などの執行機関と独立した立場で、監視・評価や政策立案、政策提言を行うものとされています。
つまり、市長と議会はどちらか一方がもう一方を指揮する関係ではなく、それぞれの役割から市政を担っています。
出典:関市公式サイト「市議会の概要」「関市議会基本条例」
市議会の概要を確認する
関市議会基本条例を確認する
議会がない日は何をしている?市議会議員の普段の仕事
「議会が開かれていない日は何をしているの?」という疑問を持たれることもあると思います。
関市議会の公式Q&Aでも、議員の仕事として、本会議や委員会への出席だけでなく、調査・研究活動、地域での情報収集、広報活動、市政相談などが挙げられています。
出典:関市公式サイト「市議会Q&A よくある質問と答え」 市議会Q&Aを確認する
地域を回り、市民の皆様から相談や意見を聞く
地域でお話を伺うことは、市政の課題を知る大切な機会です。
行政の資料や数字だけでは見えにくいことも、実際に暮らしている方のお話を聞くことで見えてくる場合があります。
市政の課題や制度、予算などを調査する
相談をいただいた内容について、現在の制度がどうなっているのか、他の自治体ではどのような取り組みが行われているのか、関市の予算や計画ではどう位置づけられているのかなどを調べます。
その積み重ねが、議会での質問や提案につながります。
一般質問や委員会に向けて資料を調べ、質問を準備する
一般質問も、その場で思いついたことを質問しているわけではありません。
関市議会では、質問する議員があらかじめ質問内容を議長へ届け出る「要旨通告」が行われ、市側も答弁に必要な資料を準備します。
出典:関市公式サイト「市議会Q&A よくある質問と答え」 一般質問の仕組みを確認する
市民の皆様の声はどうやって市政につながる?

身近な相談から市全体の課題が見えてくることもある
市政の課題は、必ずしも大きなテーマから始まるわけではありません。
「ここが不便」「この制度が分かりにくい」「こんなことで困っている」といった身近な声から、地域全体に関係する課題が見えてくることがあります。
議員として大切なのは、その声を聞くだけで終わらせず、事実や制度を調べ、「個別の問題なのか」「仕組みとして考える必要があるのか」を整理することだと考えています。
一般質問を通して行政の考えや今後の方針を確認する
一般質問では、特定の議案だけではなく、市政全般について、市の方針や事業の内容、今後の考え方などを質問することができます。
市民の皆様から寄せられた声をもとに課題を調査し、行政の考えを公の場で確認することも、市政へ声をつなげる方法の一つです。
出典:関市公式サイト「市議会Q&A よくある質問と答え」 代表質問・一般質問について確認する
請願・陳情という形で議会へ意見を届ける方法もある
市民の皆様が議会へ意見や要望を届ける仕組みとして、「請願」や「陳情」もあります。
関市議会では、請願には1人以上の紹介議員が必要で、受理された後、委員会で審査し、本会議で採択・不採択を決定します。陳情には紹介議員は必要ありませんが、関市議会では議長預かりとなっています。
出典:関市公式サイト「市議会Q&A よくある質問と答え」 請願・陳情について確認する
「議員に相談したら、何でも解決してもらえる?」市議会議員ができること・できないこと
議員へ相談すれば、議員自身が道路を直したり、行政サービスを直接決定したりできるわけではありません。
行政サービスを実際に執行するのは市長をはじめとする行政です。
議員の役割は、いただいた声について状況を確認し、必要に応じて担当部署へつなぎ、さらに制度や市全体に関わる課題であれば、調査や一般質問、議会での議論などへつなげていくことです。
すぐに解決できる問題ばかりではありません。それでも、「なぜこうなっているのか」「現在の制度ではどこまで対応できるのか」「仕組みを改善する余地はないか」を確認し、市政の課題として考えていくことには大きな意味があると思っています。
議員への相談については、関市公式サイトに各議員の連絡先が掲載されているほか、議員が市役所へ登庁している場合には議会事務局を通じて都合を確認することもできます。
出典:関市公式サイト「市議会Q&A よくある質問と答え」 議員への相談方法を確認する
関市議会議員・岩出和也の場合|議会だけでなく、地域へ出て声を聞くことを大切にしています

ここまでは、市議会議員全体の役割についてお伝えしてきました。
では、私・岩出和也自身は普段どのように活動しているのか。
議会での質問や委員会活動はもちろん大切ですが、私が同じくらい大切にしているのが、自分から地域へ出て、関市で暮らす皆様と直接お会いし、声を聞くことです。
市役所や議会の中にいるだけでは、分からないことがあります。
地域の行事へ足を運んだり、活動されている方のお話を聞いたり、市民の皆様と何気ない会話を交わしたりする中で、「こんなことで困っている」「実はここが不便なんだ」「こんな活動を頑張っている方がいる」と、さまざまな関市の姿が見えてきます。
そうした一つひとつの出会いや声を、市政を考える出発点にしています。
議会で質問するだけではなく、まず自分から地域へ足を運ぶ
議員の仕事というと、本会議で質問している姿を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、その質問の前には「現場を知る」という大切な過程があります。
私は、地域の行事やイベント、学校、地域活動の場など、できる限りさまざまな場所へ足を運ぶようにしています。
例えば、関商工高校では、これまで租税教室の講師を務めてきたほか、地域の夏祭りに向けて学校の先生方や高校生の皆様と打ち合わせを行い、生徒の皆様が地域活動へ参加する機会づくりにも関わっています。
地域の行事を「見に行く」だけではなく、実際に関係する方々と話し、一緒に考え、地域の中で新しいつながりをつくっていくことも、大切な活動の一つだと考えています。
出典:岩出和也「『政党の看板』で街は救えるか?現職税理士が関商工の現場で直視した『プロの実務』のリアル」
https://go2senkyo.com/seijika/189789/posts/1410481
地域活動やイベントに参加し、何気ない会話の中から声を聞く
市民の皆様から寄せられる声は、正式な「相談」という形ばかりではありません。
地域のお祭りやイベント、清掃活動、子育てに関する活動などに参加していると、何気ない会話の中から暮らしの課題を教えていただくことがあります。
岩出和也公式サイトのSNS活動記録を見ると、地域での草抜き活動、子ども食堂、地域イベント、市政報告会など、さまざまな場へ参加してきた様子を掲載しています。
こうした活動を大切にしているのは、議員から「何か困っていますか?」と聞くだけでは見えてこない声があるからです。
普段から顔を合わせ、話せる関係があって初めて、「実はこんなことに困っていて……」と話していただけることもあります。
だからこそ私は、相談を待つだけではなく、自分から地域へ出て、皆様のお話を伺う姿勢をこれからも大切にしていきたいと思っています。
地域の魅力や取り組みを「知ってもらうこと」も議員の役割だと考えています
関市には、それぞれの地域に長く受け継がれてきた歴史や文化、地域活動があります。
一方で、同じ関市に住んでいても、「この地域にこんな歴史があったんだ」「こんな活動をしている方々がいるんだ」と知られていないことも少なくありません。
私は、市政の課題を伝えるだけでなく、関市や各地域のことを知っていただくための情報発信にも取り組んでいます。
地域の歴史や魅力を紹介するチラシ、市政や暮らしに関する情報発信などを通じて、「自分たちのまちにはこんな魅力がある」「今、こんなことが動いている」と知っていただくきっかけを増やしたいと考えています。
地域のことを知る人が増えることは、地域への愛着や、次の世代へ残していく活動にもつながります。
議員として課題を指摘するだけではなく、地域で頑張っている方々や関市の魅力に光を当て、それを伝えていくことも大切な役割だと感じています。
防災・子育て・地域づくりなど、議会で取り上げたテーマを現場でも考える
議会で取り上げたテーマについても、質問をして終わりではありません。
例えば防災については、一般質問をきっかけに、市内の防災士の皆様との活動や、小学生と行う防災キャンプなど、地域での実践につながっている取り組みもあります。
また、子育て支援についても、制度や数字だけを見るのではなく、実際に子育てをされている方々の声を聞きながら、現場では何が課題になっているのかを考えることが重要です。
議会で取り上げることと、地域の現場へ足を運ぶこと。
この二つを行き来しながら、「制度としてはこうなっている。でも実際に暮らしている方はどう感じているのか」という視点を持つことを大切にしています。
出典:岩出和也「【関市】避難所の環境と防災士の実践」
https://go2senkyo.com/seijika/189789/posts/1419823
出典:岩出和也「【関市】ファミサポと行動経済学のリアル」
https://go2senkyo.com/seijika/189789/posts/1429389
一般質問では、地域で聞いた声や疑問を行政へ問いかける
地域で聞いた声や、自分自身が感じた疑問について、制度や数字を調べたうえで行政へ問いかける場の一つが一般質問です。
これまでにも、市民への情報提供や窓口業務、農業、林業、子ども・若者、防災、公共交通、デジタル技術の活用など、幅広いテーマを取り上げてきました。
一見すると別々のテーマですが、根底にあるのは、
「関市で暮らしている方にとって、今の仕組みはどうなのか」
という視点です。
地域で声を聞く。
制度や数字を調べる。
行政に確認する。
議会で問いかける。
そして、その結果を再び市民の皆様へ伝える。
私は、この繰り返しが市議会議員として大切な仕事だと考えています。
関市議会での一般質問は、関市公式サイトの録画配信からご覧いただけます。
出典:関市公式サイト「録画配信」
https://www.city.seki.lg.jp/0000001807.html
活動の様子は、ホームページやInstagramでも発信しています
「市議会議員は普段何をしているのだろう?」
この記事を読んでそう感じてくださった方には、ぜひ日々の活動も見ていただけたらと思います。
議会での活動だけでなく、地域でお会いした方々との交流、イベントへの参加、地域活動、市政に関する情報などを、ホームページやInstagramで発信しています。
私自身、議員の活動は「何をしたのか」が市民の皆様から見えることも大切だと考えています。
これからも、議会の中だけではなく関市のさまざまな場所へ足を運び、皆様の声を聞き、その声を市政へつなげる活動を続けていきます。
▶ 岩出和也 公式ホームページ・活動報告
https://iwade-kazuya.com/activity/
https://go2senkyo.com/seijika/189789
▶ 岩出和也 Instagram
https://www.instagram.com/iwade_kazuya_sekishi_/
関市だけでは解決できない課題は、県や国との連携も必要

暮らしの課題の中には、市だけで完結するものもあれば、岐阜県や国の制度、予算などが関係するものもあります。
関市議会には、市政の発展に必要な事柄について、国などの関係機関へ議会の意思をまとめた「意見書」を提出する仕組みもあります。
出典:関市公式サイト「意見書・決議」 関市議会の意見書・決議を確認する
関市で聞こえてくる身近な声の中にも、岐阜県全体で考える必要のある課題や、国の制度と向き合う必要のある課題があります。
まずは暮らしに最も近いところで声を受け止め、「市でできることなのか」「県や国との連携が必要なのか」を整理していくことも大切だと考えています。
関市議会の活動は市民の皆様も確認できます
「議会では実際に何を話しているのだろう」と思われた方は、関市議会の活動を直接確認することもできます。
本会議はインターネットでライブ中継されているほか、代表質問・一般質問は録画でも公開されています。また、本会議の会議録はインターネットで検索でき、議会だより「すぱっと」も関市議会ホームページから閲覧できます。
出典:関市公式サイト「市議会Q&A よくある質問と答え」 関市議会の情報公開について確認する
まとめ|市議会議員の仕事は「暮らしの声を市政につなぐこと」
「市議会議員は何をするのか」と聞かれたとき、その仕事は議会に出席することだけではありません。
市民の皆様の声を聞き、現場を知り、制度や数字を調べ、行政の考えを確認する。そして、必要であれば議会で質問や提案を行い、その内容を市民の皆様へ分かりやすく伝える。こうした一つひとつの活動が市議会議員の仕事です。
私自身も、暮らしの中で聞こえてくる「これってどうなっているの?」「もう少しこうなったらいいのに」という声を大切にしたいと思っています。
すべての課題がすぐに解決できるわけではありません。しかし、一つひとつの声を受け止め、事実や数字を確認し、地域の困りごとを仕組みとしてどう改善できるのかを考えていくことはできます。
これからも、関市で聞こえる声を大切にしながら、市政、そして必要に応じて県や国との連携へとつなげ、より良い地域づくりを一緒に考えていきたいと思います。
参考・出典
・関市公式サイト「関市議会基本条例」
関市議会基本条例
・関市公式サイト「市議会の概要」
市議会の概要
・関市公式サイト「市議会の権限」
市議会の権限
・関市公式サイト「市議会Q&A よくある質問と答え」
市議会Q&A
・関市公式サイト「委員会別名簿」
委員会別名簿
・関市公式サイト「録画配信」
関市議会 録画配信
・関市公式サイト「意見書・決議」
意見書・決議